チケット転売はイケナイコトカイ?

コンサートチケットの転売がいけないことなのか。
僕はそうは思わない。

時間のないものはお金を出し、お金のないものは時間を出すというそういう交換が成立する場でもあるから。

転売されるということはそのアーティストやコンテンツが有望だと見られているということでもあるから、コンテンツ提供側は評価されていると喜んでもいいことかもしれない。

来て欲しいファンに来てもらえない、自分たちの利益よりも転売者の利益の方が大きい、そういうことに腹が立つのだろうけど、それはそもそも転売者の問題ではなくて、売り方の問題だろう。

転売者には転売者の権利があると思うし、そもそも線引きをするとしてもそれは必ず、専業にする者以外、つまり少しでもそれで生計を補いたいという者や、参加したかったが参加が難しくなったというひとがクラウドの向こう側のひとに渡すことを難しくする。

あまり「評価経済」という言葉を使うことはいまは好きではないが、こうした社会、ファンを囲い込み、特定し、分類することが可能な現在。誰でもどこでも買えるという販売手法のほかに、ファンを特定した上での直接販売をすればよいだけだろう。

前者は転売天国にさせておいて、後者はSNSを使って個人を特定し、ファンとしての熱を測り、また好ましい人物かどうかウォッチした上で、特等席を提供するとかグッズをつけるとかの特典を付与して普通の価格で売ればいい。

その相手の熱量とお財布具合に応じて一人ひとり価格を異ならせてもいい。お金はなくても熱く応援してくれる人は、無償で拡散してくれたり、場を制御してくれたり、盛り上げてくれたりするので、安く提供しても行って来いは成立する。

熱は高くても囲い込みをしようとしたり、ファンの間で新参者を拒絶したり、必ずしもコンテンツ提供側に得にならない行動を取る向きもSNSをウォッチすれば判断できる。

つまりは公募チケットと私募チケットを作ればいいだけだ。

追記:公募チケットと私募チケットの両方を売るという形が確立した後は、公募チケットの転売の様子をウォッチしながら元売りする際のチケットの販売価格の適正度を推し量るということが可能になります。更には、一度にすべてを売らず、小出しにする形で都度販売価格を調整していきながら利益の最大化を図るということが可能になります。